折原一のデビュー作、『五つの棺』増補改訂版。七つの短編全てで扱われているのが、密室状況での事件である。

事件を解決(しようと)する黒星光は、推理小説好きが災いし、密室の魅力に取り付かれ、人生を踏み外しかけている迷警部である。

そんな彼が活躍するせいか、殺人事件をそれほど陰惨と感じさせない。ユーモア的要素を含んだ、推理小説集である。(文章も読みやすいし、難しくはないね)

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