みすてりあるキャラねっと(清涼院流水)
2002年11月11日殺人×美少女×密室×ゲーム、との帯文句。(美少女はいらないと思うのだけど、出版社からの注文だろうな。きっと)清涼院さんは講談社ノベルスのあとがきで、特定の層に向けた小説を書くという、器用なことは出来ない、と述べているが、今作は間違いなく少年少女向けである。なので振り仮名が多いのだろう。イラストはささきむつみさん、角川スニーカー文庫での出版である。清涼院さんの読者は若い世代が多いのだから、このような作品が現われるのは必然だったともいえる。
現実世界そっくりな学園生活が体験出来る、オンラインゲーム「キャラねっと」で起こる殺人事件。被害者であるオレは、犯人を探し出そうとする。ミステリとしての意外な犯人、密室トリックも健在である。
オンラインゲームを象徴しているのか、文章は横書き左開き、アイコン形のイラストが度々挿入されている。ゲームをそのまま小説にしたような形態。ただし通常のゲームとは違い、今作では「死」は重いものと受け止められいる。現実世界では重要な問題である「死」をゲームの世界でも重く扱っているのが本作の特徴か。
ゲーム世代というのか、高畑京一郎さんや、浦賀和宏さんにも似たような作品がある。僕自身もその世代なので、ゲーム感覚のこの小説は非常に楽しめた。
「オレ殺したの誰だよ!」
現実世界そっくりな学園生活が体験出来る、オンラインゲーム「キャラねっと」で起こる殺人事件。被害者であるオレは、犯人を探し出そうとする。ミステリとしての意外な犯人、密室トリックも健在である。
オンラインゲームを象徴しているのか、文章は横書き左開き、アイコン形のイラストが度々挿入されている。ゲームをそのまま小説にしたような形態。ただし通常のゲームとは違い、今作では「死」は重いものと受け止められいる。現実世界では重要な問題である「死」をゲームの世界でも重く扱っているのが本作の特徴か。
ゲーム世代というのか、高畑京一郎さんや、浦賀和宏さんにも似たような作品がある。僕自身もその世代なので、ゲーム感覚のこの小説は非常に楽しめた。
「オレ殺したの誰だよ!」
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